恋愛の中で、いつも不安になってしまう。
「私って愛されてるのかな?」「この人は本当に私のことを大事にしてくれてるのかな?」
挙げ句の果て辛く当たったり、わざと注意を向けるように誘導的に会話したり。
そんな風に、相手の行動や言葉を常に“愛の証拠”として測ってしまう。
そのたびに胸が締めつけられて、つらくなって、自分から離れてしまったり
彼の愛を確かめようと別れを切り出し自爆したり——。
・・・これは私が長い間繰り返していた恋愛パターンです。
でも、ようやく気づいたんです。
「愛されたい」って気持ちや確証を得ることに、私は自分自身でプレッシャーをかけていたんだと。
本当は、安心したかっただけ。
それは与える愛ではありませんよね。
相手からするとあなたを想っていればいるほど
どんどん「僕はこの子を幸せにできない」と自信をなくし、
できない自分に苛立ちや罪悪感を抱かせてしまいます。
あなたのことを愛しても愛してもあなたが安心してくれないことに、
あなたが愛を受け取ってくれないことに心が擦り切れちゃうんです。
一方であなたは一緒にいて「ありのままの私でいられる」安心を感じたかっただけ。
わたしもこんな経験があります
相手に合わせようと無意識に努力していた私は、
好きな服も着なくなり、自分らしさを表現することが怖くなっていました。
「ちゃんとした彼女でいなきゃ」「重く思われたくない」
「付き合った後はええと婚約して、親に紹介しないと(彼に確かなる認証をもらわないと)・・」
そんな思いが、どんどん増えていき、自分を縛っていたのです。
でもふと気づいたんです。
この“安心のなさ”は、実は相手との問題じゃない。
もっと自分のうちにある深いところ——つまり「親との関係」や「インナーチャイルドの不足感」が根っこにあるんだ、と。
こじらせの原因は親との愛着問題
けれども、実際の親と心のわだかまりを解消することはほとんど難しいでしょう。
私たちは、大人になってからも無意識のうちに、
「親にわかってもらいたい」「親に認めてもらいたい」という気持ちを持ち続けています。
けれど、親世代の価値観や時代背景を考えたとき、
彼らに私たちにとっての“完璧な親”を求めること自体が、そもそも難しいことかもしれません。
だからこそ、親を変えようとするのではなく、認めて、許し、リスペクトすること。
「この人たちはこういう人なんだ」と認めること。
その上で、大切なのは、『自分の中にある“親像”と“子どもの心”』を癒していく必要があるのです。
本当に必要なのは「自分との関係性を変えること」
恋愛で「彼にもっとこうしてほしい」「安心させてほしい」と思っていたけれど、
本当に必要だったのは、【自分自身との関係を変えること】でした。
・もっと私自身を安心させてあげること
・「十分に愛される価値がある存在だよ」と、自分にしっかりとストロークをあげること
・誰かの期待に合わせるのではなく、ありのままの私を表現しても大丈夫と信じること
そうやって、内側から安心を育てていくことで、
ようやく「ありのままで愛される」「安心できる愛」を受け取る準備が整っていくのだと思います。
それは反復訓練のようなものです。
「愛されたい」の奥にあるのは、
“見捨てられることへの恐れ”や“わかってもらえなかった過去の痛み”あるいは
”あなたは十分だよ”という安心感の不足かもしれません。
でもそれは、過去の自分が一生懸命に生き抜いてきた証でもあります。
だからこそ、まずはその自分を抱きしめてあげましょう。
そして、安心して愛を受け取れる“新しい私”を、少しずつ育てていきましょう。
あなたがあなたを大切にすることで、
世界はゆっくりと、でも確実に変わっていきます。
個人セッションでは素敵なパートナーシップを築いていくためのワークなどもおこなっています。