トラウマの仕組みと癒し

トラウマは過去に起こった出来事やショッキングだったことに起因して、

心や体がストレスを感じたり、

反応したり、拒絶反応が起こること

嫌な感じがしたりすることや

時間が経った後も、

何度も繰り返し思い出して苦しくなったり、再体験してしまう状態です

 

私が感じているのは

トラウマにもいくつか種類があって、

嫌な記憶と結びついた食べ物が苦手〜、というようなライトなものもあれば

意識はしてないけど、体が覚えているトラウマもあります。

 

さらにはPTSDのように

胸が苦しくなる、呼吸が荒くなったりフラッシュバックが起こるような

肉体的に反応が出るトラウマもあるんです

 

科学的なことは私は詳しくはわかりませんが

 

どれも、脳に何かしらの反応が呼び起こされて、

肉体や心が「今ここ」から離されてしまうこと。

脳そのものには時間がないので、

安全な現在にいても、過去のトラウマがあれば、過去のその時に体や心がワープしてしまい、

その時の状況に反応してループしてしまうようなもの。

 

大変だった状況が今も目の前に繰り広げられていて、自分があたかもそこにいるような、

そんな生々しい場合もあります。

 

ですが、トラウマというのは多くの場合、癒していくことができます

特にフラッシュバックなど、繰り返し問題として顕在化するということは、

治せる、ということでもあるからです。

(傷が表面に出てくるようなイメージ?)

 

トラウマというのは不思議で、たいていが、トラウマが作られている時、ご本人は自覚がありません。

恐怖になるような出来事や、大変な時期や事件に遭遇しているのですが、「大変なのでわからない」のです。

 

興奮状態と言ってもいいかもしれません。

そうしないとやり過ごせないってことでもあります。

 

大抵は、トラウマになる出来事からしばらくしてから、

数ヶ月、あるいは数年、もしかすると数十年してから

トラウマとして自覚されることが多いです。

 

『なんだか、うまくいかないな』

『なんか私おかしいな、苦しいな、』

『あれ以来何かが苦手になってしまった』

といった具合に。

 

その時は状況は大きく変わっているはずですから、
例えば他人との関係の間にできたトラウマなどは

自分の体験した記憶に自信がないとか、
本当に実際はどうだったのだろう?という検証が難しいこともありますよね。

 

でも大丈夫です。

それが実際にどうだったか、はトラウマを癒すこととは直接は関係がないことです。

大切なのは、ご自身が実際にどう感じてきたのか。どう感じるのか

ということで

その感じてきた苦しさや、辛さをしっかり受け止めてあげてください

 

 

バーストラウマ(出生時などのトラウマ的出来事)など

無意識層にあるトラウマなどだとちょっと困難な場合もありますが、その場合は

ヒーリング診断をして、結びついている体験や記憶を特定し、

手放していくことができます。

 

無意識のトラウマも、
そのトラウマのせいで、特定の観念や思考に縛られてしまったり
自分の行動や習慣や趣向性に影響をしているものがあったりします。

 

 

 

トラウマ治療はカウンセリングやヒーリングを通じて診断をしていきますが、

治療自体は眼球運動を通じたEMDRというテクニックや、

セラピーテクニックを用いて行うことも多いです。

 

何回かセッションを通じて解決することもありますし、一度で解消される場合もあります。

 

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