林セーラ スピリチャル講師 カウンセリング【新宿・調布】

ーEmbracing Inner love and light 軽やかにあなたの輝きを生きる

低い自己肯定感、家族関係とアイデンティティ探しーヒプノシスセラピーにできること

約4分
低い自己肯定感、家族関係とアイデンティティ探しーヒプノシスセラピーにできること

昨日不全の家族のもとで育ち、私は幼い頃から、深い混乱と疎外感を感じていました。親からのサポートがなかったわけではありません。
母は特に、私にできる限りのことをしてくれました。

しかし、私にとって本当に必要だったのは、感情面、精神面でのガイダンスや理解でした。

親からのたくさんの無理難題な要求に鍛えようと必死で、心にぽっかりと穴が開いたような感覚が常にありました。

例えば何かを決めたり、選んだりする時それが自分の選択なのか、

母の意思なのかどこからが母なのかわかない!というようなまるで自分は空っぽなんじゃないかというような感覚があったのです。

母は私に強い愛着を持っていて、それは過干渉に近く、感情の浮き沈みが激しい人でした。

ある時は私を絶賛し褒めちぎるのに、次の瞬間には理由もなく怒ることがありました。この予測不可能な態度により、私は自分の感情をどう扱えばいいのか分からなくなりました。母の機嫌を損ねないように常に気を遣い、本当の自分を出すのが怖かったのだと大人になりなんとなくわかるようになりました。

また、母は「あなたは恵まれている」「私はあなたのために全てを犠牲にしている」「あなたは自由だ」とよく言いましたが、それと同時に厳しく批判されることも多く、私は感謝の気持ちを持たなければならないのに、自分は十分ではないという矛盾した思いに苦しみました。

最も苦しかったのが、機能不全家族だったということに、長い間気づかなかったことです。
理由のわからない罪悪感や、「幸せで恵まれ愛されている娘」と思い込んでいたので、なぜ自分が時々とてつもなく苦しさを感じたり、圧倒的な怒りや悲しみを感じるのかが、理解できず苦しみました。

一方で、父は受け身で肝心な時にとんちんかんなことをゆっている、心理面であてにならない存在でした。母との関係に悩む私に対して、父は問題を直視せず、ただ「大丈夫だよ」「気にしなくていい」と言うばかりでした。私が摂食障害で悩んでいる時も、体を壊しパニック症状に悩んでいる時も、母が自殺未遂をしたときも、「問題ないだろう」というのです。私の気持ちを理解しようとせず、助けも求められないまま、私はひとりで問題を抱え込むようになりました。そして、両親は私に人生の知恵を与えてくれる存在ではなく、私自身が世界のことを何も知らないまま、大人にならざるを得ませんでした。

振り返るとそこにはしっかりとした人生のベースとなる土台、自分への信頼の基盤というアイデンティティがちゃんと作られていないと言うことに気が付いたのです。

子どもが親との関係をどのように築くかは、自己肯定感や自信、そして大人になったときの人間関係に大きな影響を与えます。幼少期の愛着形成が不安定だった場合、感情のコントロールが難しくなり、依存心や孤独感が強くなることがあります。

愛着とは、子どもが養育者と築く感情的な絆のことを指し、これは精神的な健康や自己認識の基盤になります。この愛着が安定していないと、大人になっても不安や混乱、孤独感を感じやすくなるのです。特に、子どもは親を「信頼できる存在」だと感じることが重要で、それが欠けていると、人間関係にも不安を抱えるようになるのです。

家庭環境は、子どもが世界をどう認識し、自分自身をどのように評価するかを決める重要な要素です。親が感情的に不在であったり、一貫性のない態度を取ったり、子どもの気持ちを受け入れなかった場合、子どもは「自分は十分ではない」「愛される価値がない」と無意識に思い込んでしまうことがあります。そうした経験が積み重なることで、大人になってからも過度な承認欲求や愛着の問題を抱える原因になり得えます。

自己肯定感の低さ、なんだかうまくいかない、なんとなく鬱、理由がないのに苦しい、愛着の問題がある、などはこのような背景があることがあります。幼い頃どんな不健全な価値観や信念、恐怖があったかを客観的に理解し、それをしっかりと認識するのは一人では非常に難しいことです。また常に自分に対して批判をしている可能性があります。それはポジティブな考え方を取り入れる、などの対処的な方法では解決しません。もっと深い「信念」の部分まで書き換えていく必要があるのです。

ヒプノシス、ヒプノセラピーなどはそれらを可能にしてくれます。

 


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